未婚者の4人に3人が「交際相手はいない」時代
明治安田総合研究所が2025年12月に実施した「恋愛・結婚に関するアンケート調査」の結果が話題になっています。
全国18〜54歳の男女8,872人を対象にしたこの調査では、**未婚者の76.3%が「交際相手はいない」**と回答。前回(2023年)の調査からさらに増加しており、恋愛離れの加速が鮮明になりました。
また、「結婚したい」と答えた未婚者は36.8%で、前回から10.5ポイントも低下しています。
結婚しない理由に見える「自立」と「不安」
結婚したくない理由には、男女で大きな違いがあります。
- 女性:「結婚の必要性を感じない」が最多
- 男性:「自由に使えるお金が減りそう」が最多
研究所は、女性の社会進出が進んだことで「恋愛を通じた結婚という手段に拘らない人々が増えている」と分析しています。
一方で興味深いのは、**交際相手ができた場合に結婚を考える人は47.2%**で、前回の43.9%から微増していること。つまり「恋愛自体を否定しているわけではない」のです。
本当に求められているのは「負担のないつながり」
この調査から見えてくるのは、多くの人が求めているのは**「恋愛」や「結婚」という形式ではなく、心地よい人とのつながり**だということです。
特に50代・60代のセカンドライフ世代にとって、この傾向はより顕著かもしれません。
- 子育てが一段落した
- 定年退職で職場の人間関係が変わった
- 配偶者との関係に変化が生じた
- 長年の友人と疎遠になってしまった
こうしたライフステージの変化のなかで、新しいつながりを求める気持ちは自然なものです。しかし「恋愛」となるとハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
「趣味仲間」という第三のつながり
調査では、出会いのきっかけとして「知人の紹介」「職場」「飲み会」など対面型が依然として上位を占めていることもわかっています。
50代・60代の方にとって、もっとも自然な出会いのかたちは共通の趣味や関心を通じたつながりです。
- 好きなことが同じだから、会話が弾む
- 無理に「恋愛」を意識しなくていい
- 自分のペースで関係を深められる
- 活動そのものが楽しいから、続けやすい
「結婚したい」「恋人がほしい」という枠にとらわれなくても、気の合う仲間と過ごす時間は人生を豊かにしてくれます。
50代からでも遅くない、新しいつながりのつくり方
調査では25〜34歳の約3割がマッチングアプリを利用していることも明らかになりました。デジタルを通じた出会いは、もはや若者だけのものではありません。
ただし、シニア世代が一般的なマッチングアプリを使うと、年齢層のミスマッチや使いにくさを感じることが少なくありません。
大切なのは、自分と同じ世代・同じ価値観の人と出会える場所を選ぶこと。
同世代だからこそ分かり合える話題があり、同じ時代を生きてきたからこその共感があります。そうした「居心地の良さ」が、長く続くつながりの土台になるのです。
まとめ:恋愛離れの時代こそ「つながり」を見つめ直すチャンス
「交際相手がいない」ことは、決してネガティブなことではありません。むしろ、自分にとって本当に心地よい人間関係とは何かを考えるきっかけにできるのではないでしょうか。
恋愛や結婚にこだわらなくても、気の合う仲間と趣味を楽しんだり、新しいことに一緒にチャレンジしたり。そんなゆるやかで温かいつながりが、セカンドライフをもっと豊かにしてくれるはずです。